四季がはっきりしている日本では季節ごとに旬の野菜や果物が楽しめます。
これらの植物を乾燥させることによっていつでも食べられるようにするため、古くからさまざまな干し野菜やドライフルーツの作り方が伝えられてきました。
野菜や果物には乾燥することによって旨みが凝縮し栄養価も高まる利点もあります。
是非あなたも自家製の干し野菜やドライフルーツをを作ってみませんか?
山くらげとは
山くらげとはステムレタスを乾燥させたものを言います。
ステムレタス (stem lettuce) は中国を原産とするキク科アキノノゲシ属の野菜で茎レタスとも呼ばれています。
乾燥させた山クラゲはコリコリとした食感が好まれナムルや煮物などに利用されます。
山クラゲ干し方
①ステムレタスの葉をすべて取り除き茎だけにします。
②茎はきれいに洗ってピーラーで皮をはぎます。
③縦方向に細く切ります。
④ざるなどに重ならないよう並べて天日干しします。
⑤からからに乾いたら清潔な瓶などに保存します。
天日干しのポイントは
◆鳥などにとられないようにする。
甘いものや鳥の好物のものは蓋つきや干し野菜用ネットに入れて干しましょう。
◆カビに注意
自然乾燥のもっとも気を付けたいことはカビを防ぐことです。
予報などに気を付けてでも天気が続く日を選びます。
雨に濡らさないようにし夜は取り込みましょう。
家庭用干し機を活用して手軽に干し野菜作り
天日で干した野菜は、自然の力でじっくり水分が抜け、旨味が凝縮されるのが魅力です。しかし、都会ではベランダが狭かったり、衛生面が気になったりして、外で干すのが難しいこともあります。また、天候に左右されるため、せっかく干しても雨に降られてしまうことも。そんなときに便利なのが 家庭用干し機 です。
家庭用干し機は、室内で手軽に干し野菜を作れるアイテムで、温度や風の調整ができるため、安定した仕上がりになります。特に湿気が多い季節でもしっかり乾燥でき、カビの心配も減らせます。また、電動の食品乾燥機なら、短時間で効率よく乾燥できるため、忙しい方にもおすすめです。
さらに、家庭用干し機を使えば、野菜だけでなく果物やきのこ、魚や肉の乾燥保存にも活用できます。干し柿やドライフルーツ作りにも便利なので、幅広い用途で楽しめます。天日干しが難しい環境の方は、ぜひ家庭用干し機を活用して、おいしくて栄養価の高い干し野菜作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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山クラゲの戻し方
①使用する分だけの山クラゲをボールに張った水につけてもどします。
②1時間くらいで戻りますが急いでいるときはお湯で戻すと時短できます。
山クラゲのレシピ
山クラゲの中華風炒めもの
材料(2人分)
山 クラゲ 50g
人参 3㎝
豚バラ 50g
醤油 大匙1
砂糖 大匙1
酒 大匙1
塩コショウ 適宜
ごま油 大匙1
水 30㏄
作り方
①戻した山クラゲを3㎝に切ります(戻し方上記参照)
②人参は千切り豚バラ肉は食べやすい大きさに切ります。
③フライパンにごま油を熱し豚バラ肉を炒め、続いて人参、山クラゲを炒めます。
④さらに調味料を加え煮汁がほとんどなくかるまで煮ます。
山クラゲのきんぴら
材料(2人分)
山クラゲ 50g
鷹の爪 1本
醤油 大匙1
酒 大匙1
味醂 大匙1
砂糖 小匙2
水 30cc
醤油 大匙1
ごま油 大匙1
作り方
①戻した山クラゲを3㎝に切ります(戻し方上記参照)
②調味料を合わせておきます。
③フライパンにごま油と鷹の爪を入れて、火にかけます。
④鷹の爪の香りを油に移してから山くらげを入れ混ぜ合わせます。
⑤調味料を加え煮汁がほとんどなくかるまで煮ます。
山クラゲの中華風酢の物
材料(2人分)
山クラゲ 50g
酢 大匙1
醤油 大匙1
ラー油 小匙1
白ゴマ 小匙1
鷹の爪 1/2本
砂糖 小匙1/2
作り方
①戻した山クラゲを3㎝に切り絞っておきます。
(戻し方上記参照)
②調味料をボールに入れ混ぜ合わせます。
③さらに山クラゲを加えて和えます。
山クラゲの効果・効能
● 肥満予防
● デトックス効果
● 骨の強化
● 高血圧予防
● 美肌効果
● 免疫力強化
● むくみ予防
● 便秘解消
などの効能が期待されています。
※腎臓に病がある人は避けましょう。

野菜や果物には乾燥することによって旨みが凝縮し栄養価も高まる利点もあります。
是非あなたも自家製の干し野菜やドライフルーツをを作ってみませんか?
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