これらの植物を乾燥させることによっていつでも食べられるようにするため、古くからさまざまな干し野菜やドライフルーツの作り方が伝えられてきました。
野菜や果物には乾燥することによって旨みが凝縮し栄養価も高まる利点もあります。
野菜が高騰している昨今無駄なく使いきるためにも是非あなたも自家製の干し野菜やドライフルーツをを作ってみませんか?
さつま芋の蔓とは
さつま芋の蔓とは、さつまいもの茎の部分のことです。
この蔓には、さつまいもが地中から水や養分を吸収するための重要な役割があり、蔓をうまく育てることで、豊作なさつまいもを収穫することができます。
さつま芋を収穫する際蔓は普段は捨ててしまうことが多い部分ですがシャキシャキした食感でとてもおいしいです。
生でも湯がいても食べられますが乾燥させておくと保存がききまた違ったおいしさが味わえます。
干しさつま芋の蔓の作り方
①サツマイモの蔓は1本づつ切り離し葉を外して洗います。
②手で皮をむきます。
③ざるなどに並べて天日干しします。
④からからに乾いたら清潔な瓶などに保存します。
天日干しのポイントは
◆鳥などにとられないようにする。
甘いものや鳥の好物のものは蓋つきや干し野菜用ネットに入れて干しましょう。
◆カビに注意。
自然乾燥のもっとも気を付けたいことはカビを防ぐことです。
予報などに気を付けてでも天気が続く日を選びます。
雨に濡らさないようにし夜は取り込みましょう。
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干しさつま芋の蔓の戻し方
①ボールなどに入れ水をたっぷり入れて一晩おきます。
②鍋にお湯を沸かし30分以上茹でこぼします。
③柔らかくなったら食べやすい大きさに切ります。
あまったら冷凍しておきましょう。
干しさつま芋の蔓のレシピ
干しサツマイモの茎のナムル
材料(2人分)
干しサツマイモの茎 50g
醤油 大匙1
ゴマ油 大匙1
作り方
①もどしたサツマイモの茎(もどし方は上記参照)は
4~5㎝くらいの長さに切り絞っておきます。
②ゴマ油を熱しサツマイモの茎を炒め醤油で味付けします。
干しサツマイモの茎のきんぴら
材料(2人分)
さつま芋の茎 150g
さつま揚げ 1枚
醤油 大匙1
砂糖 大匙1
だし汁 100cc
油 大匙1
作り方
①戻した芋生つるを4㎝長さに切ります(戻し方上記参照)
②さつま揚げは短冊に切ります。
③フライパンに油を熱しさつま揚げと芋の蔓を炒めます。
④調味料を加え汁気がほぼなくなるまで煮詰めて火を止め
ます。
干しサツマイモの茎のおこわ
材料(2人分)
もち米 1合
白米 1合
さつま芋の茎 30g
鶏もも肉 100g
人参 3㎝
ごぼう 1/4本
油揚げ 1/2枚
干し椎茸 2枚
薄口醤油 大4
酒 大2
味醂 大2
和風だしの素 小匙1
刻みのり 適宜
干し椎茸の戻し汁+水 適宜
作り方
①戻した芋生つるを3㎝長さに切ります(戻し方上記参照)
②干し椎茸は水で戻してからシイタケともどし汁を分けておきます。
③もち米と白米は合わせて洗ってザルにあげ30分置きます。
④鶏肉は細切れに、油揚げと人参は短冊切りに、牛蒡は笹がきにします。
⑥炊飯器に米と具材をのせ調味料を入れて分量の水(水+椎茸の戻し汁)を入れ炊きます。
⑦炊き上がったらざっくりと混ぜ合わせお茶碗に盛り付け刻みのりをのせます。
干しさつま芋の蔓の効果・効能
● 便秘解消
● 疲労回復
● 記憶力向上
● 視力維持
● 生活習慣病予防
● 貧血予防
● 老化予防
● 認知症予防
などの効能が期待されています。
乾燥野菜は、食材を無駄にせず長持ちさせるための賢い方法です。野菜の旨味と栄養が凝縮されるので、料理に深みが増します。スープや炒め物、煮物にさっと加えるだけで、手間なく美味しさアップ!さらに、軽くて保存場所を取らないので、非常食やアウトドアにも便利。自宅で簡単に作れるため、旬の野菜を一番美味しい状態で保存可能です。健康的で経済的、そしてエコな乾燥野菜づくりを、ぜひ始めてみませんか?
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