ありとあらゆるお漬物が店頭に並んでおり、簡単に手に入れることができますがやはり家庭で作る手作りの漬物は安全で格別です。
日本は四季がはっきりしているため季節ごとに旬の野菜や果物が手に入ります。
材料の特質を知り是非おいしい自家製漬物にチャレンジしてみましょう。
ウメ(梅)とは
梅は、中国を原産とするバラ科サクラ属の落葉高木で果実が食用にされます。
固くて酸っぱいうえ、未熟なものには毒性があるため生食には向いていません。
ほとんどが塩漬けや焼酎付けなどにされます。
梅干しは店頭でも簡単に手に入れることができますがやはり保存料などの添加物もない手作りの梅干しは最高です。
初夏に新鮮な梅を手に入れることができたら是非自家製梅干しを漬けてみましょう。
梅干し漬け方
材料
黄熟した梅 1㎏
天然塩 180g
赤紫蘇 150g
漬け方
1
黄熟した梅のヘタを取りきれいに洗います。
2
漬け込む瓶や容器を熱湯消毒しホワイトリカーをかけて洗います。
3
容器に梅と塩を交互に入れていきます。
4
梅酢が上がってきたら瓶を少し傾け全体に回るようにしすっかり漬かるまで冷暗所に保存します。
紫蘇を入れる
1
赤しその葉を洗って水けを切り塩でしっかりもみます。
2
濁った水が出てくるので絞って水を捨てます。
3
梅干しの上にかぶせます。
梅干しの干し方
梅干しは土用に3日3晩干すと昔から伝えられています。
土用の時期が雨が少ない為だと思われます。
雨は厳禁なので土用でなくても天気の続く日を選んで干してしてみましょう。
干し方
1
塩漬けにしておいた梅を取り出します。
2
ザルに水分を切った梅干を並べます。
(くっつくのが気になるときはクッキングペーパーを敷きます)
3
残った紫蘇も並べて一緒に干します。
4
表面が乾いてきたら裏返し両面万遍なく乾燥させます。
5
密閉容器にいれて保存します。
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梅に含まれるの栄養成分
・梅ポリフェノール
・梅リグナン
・ソルビトール
・カリウム
・カルシウム
・ナトリウム
梅の栄養効果
「一日一個の梅干しは医者いらず」という格言もあるように梅干しにはさまざまな効能がある民間薬として古くから日本人に重宝されてきました。
梅の酸っぱい成分はクエン酸で疲労回復効果や食欲増進効果があるほか、殺菌作用もあり風邪・インフルエンザ予防などの効能も期待されます。
また、梅酢に含まれる梅ポリフェノールには強い抗酸化作用があり活性酸素を除去する働きがあるためアンチエイジング効果も期待されます。
梅の選び方と保存方法
梅を選ぶ際は表面に傷がなく、ヘタの部分が新しいもの香りのよいものを選びましょう。
梅は梅干しにする場合は常温で追熟させ、青いまま果実酒などにする場合は、早めに調理しましょう。
漬物は栄養価満点の発酵食品
漬物はカサが減ることで生の野菜を多くとることができ、発酵食品なので整腸作用があります。
乳酸発酵した漬物はビタミンB1もとれるほか加熱することで失われてしまうビタミンCやミネラルも摂取することができます。
また自家製は無添加なので安心して食べられます。
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